2017年7月14日金曜日

カイメンタケ

家の前の道沿いのカラマツの根本に多孔菌科のキノコが出ていた。





図鑑で調べると、カイメンタケらしい。
傘の表面は毛羽立っていて、肉は軟らかい。
カラマツの木から直接出ていた。取ろうとしたら、柄が折れ、こんな状態。


管孔は多角形。
カイメンタケはカラマツの芯を腐らせる林業家の敵らしい。確かに、この周りの木が何本か幹の途中から折れている。風に倒されるカラマツは根ごと引き抜かれていることが多いのに、1~2mほどの高さでボキッと折れていて変だと思っていたのだ。


 ズームライン沿いの林にも似たキノコが出ていたので見に行った。
こちらは、地面から直接出ていたが、近くにカラマツの木がある。



採取しようと掘り出してみると、柄が地面深くまで伸びている。黒いので、土と見分けがしづらいが。




途中で掘るのを諦めて柄を折って取り出した。


途中から木の根ではないかと、中を切ってみたが、自然体につながっている。特に硬いことはない。

管孔はさっきのキノコと同じだ。


写真を撮ったりしていたら、通りがかったトラックの運転手が話しかけてくれた。今の時期ならアカジコウが出るのじゃないかなどキノコ談義。美味しいキノコだと話には聞いているが、自分は見たことがないので、一度お目にかかってみたいものだ。

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